胃腸疾患
消化器内科を受診される患者様は、腹痛、下血、吐血、倦怠感、食欲不振、胃もたれ、下痢、便秘、体重減少、腹部の張りなど幅広い症状のかたがおられます。
便秘症
長時間にわたり便がおなかの中にとどまると、水分が失われて硬くなり、おなかが張ったりしてさらに排便が困難になります。便秘だと感じていられるかたは、まずは適度に水分摂取を心がけることが大切です。適度な運動も有効です。
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃や食道の境界部分が緩むなどして、胃酸を含んだ胃の内容物が食道へ逆流することにより生じます。
「胸やけがする」「酸っぱいものがあがってくる」といった症状が主ですが、「のどが詰まった感じがする」「声がかすれる」「口が苦い」「咳が続く」などの症状を訴える方も少なくありません。
逆流性食道炎を疑う場合、まず胃酸逆流症状を確認するために問診とともに胃内視鏡検査で食道粘膜の炎症を確認します。
機能性胃腸症
胃のあたりの痛みをうったえながらも、胃や十二指腸などには異常を認めない患者様がいらっしゃいます。
最近、そのような疾患のひとつとして「機能性胃腸症」という病態が注目されています。
運動不全型(吐き気・おう吐、腹部膨満感、食欲不振、胃もたれ)、潰瘍型(空腹時や夜間にみぞおちの痛み)、
運動不全型(吐き気・おう吐、腹部膨満感、食欲不振、胃もたれ)、潰瘍型(空腹時や夜間にみぞおちの痛み)、
非特異型(前の2つの型のいずれにもあてはまらないが、常にいずれかの症状をもつ)の3タイプに分けられ、
我が国では運動不全型が全体の約6割を占めています。
ストレスや不規則な生活とも深く関係していると言われています。
ストレスの少ない生活を心がけ、身体的にも心理的にも健康なからだにしましょう。
ストレスや不規則な生活とも深く関係していると言われています。
ストレスの少ない生活を心がけ、身体的にも心理的にも健康なからだにしましょう。
おもな治療薬には運動機能改善薬、胃酸分泌抑制薬、抗不安薬などがあります。