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花粉症の方へのご案内

花粉症とは

花粉症はアレルギー疾患で、主に鼻や目に症状が現れますが、場合によっては気管支にも喘息症状としても現れることがあります。
アレルギー疾患として内科で診療されることも少なくありません。
花粉症の原因は、植物の花粉に対する過剰な免疫反応にあります。
人間の免疫システムは体内に侵入した異物や病原体を排除するのが本来の働きですが、有害でない花粉にまで反応してしまうのが花粉症です。
スギ、ヒノキ、ブタクサ、イネ科などが代表的な原因となる花粉ですが、これら花粉の飛散量は気象条件により異なり、暖かく乾燥した日や風の強い日に多く飛散する傾向があります。

花粉症の検査

花粉症の方はまずアレルギー検査を行い、正確なアレルギーの原因に特定と、それに基づく適切な治療法を選ぶことが大切です。
例えば、原因がスギ花粉とわかれば、スギ花粉に効果のある「舌下免疫療法」を行うこともできます。
1回の検査で36種類のアレルゲンを特定できる「MAST36」という検査は、樹木、草、室内関連、動物、カビ、食物など幅広い種類のアレルゲンを網羅しているため、原因を特定するのに有効です。

花粉症の治療

①薬物療法

抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの内服薬や点眼薬、鼻スプレーなどが使用されます。
これらの薬は、炎症を抑えたり、アレルギー反応を抑制したりすることで、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状をおさえます。

②免疫療法

免疫療法として、アレルギーの原因物質に対する免疫力を高める「減感作療法」があります。
アレルギー原因物質を少しずつ投与し、免疫力を高めることで、アレルギーを起こさなくなるようにする方法です。
花粉症の重症化を予防することができ、有効な治療法とされています。
当院では「舌下免疫療法」をおすすめしています。

「舌下免疫療法」は、アレルギー症状を改善するための治療法の一つで、アレルギーの原因となる物質を少量から投与し、体を慣らしながら徐々に増量・高濃度に移行させ、アレルゲンに反応しにくい体質へ変えていきます。
この治療の対象者はスギ花粉やハウスダストでアレルギー症状のあるかたです。
なお、スギ花粉の治療開始時期は毎年6月から12月位におこなっています。
医療法人健英会 
うしいけ内科クリニック
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